データ駆動型離散系シミュレータKDSS-

中川 徹  小林 信裕  相磯 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J65-D   No.3   pp.386-393
発行日: 1982/03/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
データ駆動型の並列処理に基づいた離散系シミュレータにおける並列処理方式とその実現について述べている.具体的には,並列処理単位であるQSVプロセッサ間の分散形時刻管理方式,実パケット・空パケットの概念と2bit幅のフラグを用いたデータ転送同期機構,パケットを用いた分散形同期アルゴリズム各々について,並列処理を推進する立場からその考えを述べる.実現に関しては,論理的な並列演算要素であるQSVプロセッサを100以上写像可能な試作一号機KDSS-について報告する.この中で,KDSS-は演算部に安価・高性能な16bit系マイクロコンピュータ基板(最大64枚)を用いた密結合マルチマイクロプロセッサであること,及び,従来のマルチマイクロプロセッサで問題視されていた結合部に設計の焦点をあてた結果,64台の演算器が完全に並列読出しを行える新しい結合方式が,多入力・多出力接続で,且つ,高いデータ転送能力を要求される分野において有効な結合方式となったことを報告する.