多モード光ファイバ干渉計の干渉効率

今井 正明  大橋 立行   喜弘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J65-C    No.12    pp.985-990
公開日: 1982/12/25
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Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文
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あらまし: 
多モード光ファイバを用いて2×2ポートの光方向性結合器を製作し,それを用いてマイケルソン型の干渉計を構成した.このような光ファイバ干渉計において,多モードファイバに特有なスペックルが干渉効率(ホモダイン効率)を低下させることが考えられ,遠視野領域における受光面積を変えた場合の干渉効率を簡単なモデルにより検討している.光ファイバとして大口径,高NAの階段型屈折率分布のものを考えて,信号光にLP01及びLP02~LP09モードを,又参照光にこれらのモードの1つ(但し信号光のモードを除く)或いはLP01~LP0,10モードを重畳した場合について干渉効率を計算した.その結果,基本LP01モードが信号光又は参照光に含まれる場合にはLP02モードとの干渉効率が最も高く,モード次数が異なるほど干渉効率は低下することが明らかになった.LP01モード以外の高次同志の干渉においては,次数の大きいモード間ほど干渉効率が高く,又遠視野領域において大きな半径距離にわたって一定の値が保たれることが分かった.最後に試作した光ファイバ干渉計を用いて,受光する面積(スペックルの個数)と干渉効率についての実験結果を述べている.