スペクトル拡散多重通信における同時通話者数増大の一方法

杉山 久佳  雨宮 好文  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J65-B   No.7   pp.913-920
発行日: 1982/07/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
スペクトル拡散多重通信(SSMA)は,複数の通信者が共通の周波数帯を同時に使用する点に特長があり,移動通信や衛星通信への適用が期待されているのであるが,周波数帯域あたりの同時通話者数が意外に少ないことが問題点の一つである.本論文では,アナログ通信を目的とした直接拡散方式によるSSMAにおいて,PN信号のビット速度を従来のそれの3倍程度まで上げるときは,同時通話者数の約60%の増大が可能であることを示す.また,そのときに生ずるPN信号の弁別指数の劣化についても検討を行なっている.本論文の前半では,これらの結論を導くための準備として,帯域制限がPN信号の自己相関特性,相互相関特性,及びSN比に与える影響等を表わす式を求めている.