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公衆電話網におけるトラヒックデータベースを用いた交換接続制御方式
間瀬 憲一 梶原 正聿 山本 尚生 篠原 正明
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J65-B
No.6
pp.793-800 発行日: 1982/06/25
Online ISSN:
DOI:
Print ISSN: 0373-6105 論文種別: 論文 専門分野: キーワード:
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あらまし:
通信網の各区域にデータベースを導入し,呼の接続制御に利用する網制御方式を提案する.各データベースは全国網の加入者,ルートの空塞情報をもつ.加入者交換局は個々の呼の接続に際してデータベースにアクセスし,被呼者の空を確認し,被呼者に至るルート情報を得て回線設定を行う.全データベースを同時に更新するため,各データベースが区域内の交換局から周期的に空塞情報を収集し,それを他のデータベースに衛星同報通信を用いて転送する.本方式に対して,データベース更新遅延,接続遅延に基づくデータベース制御の誤り率を評価し,両者の和を10秒以内に設定することが望ましいことを示した.集中過負荷時の網スループットをシミュレーションにより評価した結果,従来の網制御方式に比べて優れた特性が明らかになった.また,データベース問合せ・応答を考慮した共通線信号量,空塞情報収集のための地上・衛星回線所要容量,データベースの所要処理能力,メモリ量を評価し,方式イメージを明らかにした.
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