損失誘電体角柱による平面電磁波の散乱

内田 一徳  松永 利明  青木 和男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J65-B   No.11   pp.1417-1424
発行日: 1982/11/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(648.4KB)>>
論文を購入




あらまし: 
本論文は,損失のある誘電体角柱に平面波(E波)が入射したときの散乱問題を,フーリエ変換論を用いて精密に定式化している.まず,問題が連立のウィーナー・ホッフ方程式を解くことに帰着されることを示し,その形式解を与えている.次に,媒質にコンクリート程度の損失があり,角柱の寸法が波長に比べてさ程小さくなければ,計算がかなり簡単化できることを明らかにしている.また,散乱遠方界について数値計算を行ない,散乱体が損失誘電体の場合と完全導体の場合とについて比較検討を行なっている.さらに,マイクロ波によるモデル実験を行なった結果,端面からの反射波については実測値と計算値が良く一致することが確められ,計算で示された損失媒質と導体の差も実験的に明らかにされた.