非直線周波数目盛における音声の一般化対数スペクトル包絡とそのモデル

今井 聖  古市 千枝子  小林 隆夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J65-A   No.7   pp.713-720
発行日: 1982/07/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
メル目盛のような非直線周波数目盛上のスペクトルあるいは分数べき振幅目盛のスペクトルを基にしたパラメータを用いる音声の合成や認識の研究はこれまでにも広く行われているが,これらのスペクトルを統一的に表し,正確で能率の良い音声のスペクトル包絡の表現を得る試みはあまり行われていない.本論文では,このようなスペクトルが一般化対数スペクトルの形で統一的に表現できることを示し,音声のスペクトル包絡を一般化対数スペクトル包絡の形で表すことにより,スペクトル包絡の能率の良い表現に適した周波数目盛および振幅日盛の形を選択することができることを述べ,スペクトル包絡のモデルとしての一般化対数スペクトル近似(GLSA)フィルタの伝達関数の分子分母の実効次数,モデルのパラメータとしての一般化ケプストラムの実効次数を求める.GLSAフィルタおよび一般化ケプストラムの実効次数はどちらも,周波数圧縮パラメータの値が1/4ないし3/8のとき,べきパラメータが-1/16ないし-1/8のときに最小になり,この場合の周波数目盛および振幅目盛による一般化対数スペクトル包絡が最良の音声のスペクトル包絡の表現を与えることになる.