DC-DCコンバータにおける電源投入時の過渡応答について

鍋島 隆  原田 耕介  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J64-C   No.1   pp.24-31
公開日: 1981/01/25
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Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文
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あらまし: 
小形,高効率の特徴をもつDC-DCコンバータは,各種の電子機器用電源として広く用いられているが,電源投入時に大きな突入電流が流れ,又,出力電圧にもかなりのオーバシュートが生ずるため,電源装置のみならず電子機器全体の信頼性低下を招く原因となっている.本論文では,これらの発生機構を降圧形DC-DCコンバータについて解析および実験を行い,その最大ピーク値を定量的に示した.その結果,帰還を施さない場合には,各最大ピーク値はスイッチングトランジスタのオン時間比と入力電圧の積に比例することが明らかとなった.又,帰還を施した場合,このコンバータには三つの動作モードが現れ,帰還定数の大きさにより最大ピーク値の発生する動作モードが異なることが分かった.更に,これらのピーク値を抑えるために,パルス幅制御回路に簡単な積分回路を用いた抑制回路をそう入し,そのときの基本特性について解析と実験を行うことにより,十分な抑制効果が得られることを示した.