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406 MHz帯非常用位置指示無線標識の海上実験
渡辺 泰夫 藤田 光紘 星野尾 一明 伊藤 実 木村 小一
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J64-B
No.9
pp.915-922 発行日: 1981/09/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0373-6105 論文種別: 論文 専門分野: キーワード:
本文: PDF(672.9KB)>>
あらまし:
406 MHz帯を使用した非常用位置指示無線標識(EPIRB)の内,静止衛星中継技術を利用したシステムの概要を述べ,次にそのシステムを構成するEPIRB,インタフェース装置(符号発生器),衛星とう載用模擬中継器および復調器の各動作説明を行い,更に背景となるシステム回線設計について述べている.回線設計の結果によれば衛星を見る仰角5度の最も厳しい条件下において回線のC/N0(搬送波電力対雑音電力密度比)33.3 dB・Hzとなっている.次にこれらシステム構成機器を使って伊豆半島石廊崎沖においてシステム機能評価実験を行い,EPIRBからの受信信号のスレッショルドレベル,ビット誤り率の測定を実施した.その結果はスレッショルドレベルとしては31 dB・Hz程度であり,先の回線設計C/N0の値の下に本EPIRBシステムが良好に動作することを示した.この際,C/N0 30 dB・Hz前後のごく微弱な信号レベルの下において正確かつ迅速にC/N0を測定するために特にデータ収録装置が試作され有効であった.
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