あふれ呼の加わる両方向回線における回線留保方式

町原 文明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J64-B   No.7   pp.682-689
発行日: 1981/07/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
両方向基幹回線に回線留保方式を適用することにより,下り第1方路呼,上り第1方路呼,斜回線を有する呼の順に優先順位をつけた場合の,呼種別呼損率および3種の呼を一つとみた総合呼損率を解析する.解析の概要は以下のとおりである.まず,ポアソン呼である下り第1方路呼と上り第1方路呼のみに着目した回線留保モデルM1M2/M/nn2)の同時接続数の過渡確率を解析する.この解析は,生起率が同時接続数に従属する故,数値計算上の難点があり,未解決の問題であった.本論文では,系の生成作用素の固有値の特性を導き,これを解決する.次に,斜回線を有する呼のあふれ呼が両方向基幹回線に到着する時点に着目する.これにより,本モデルを,上記M1M2/M/nn2)に再生入力が加わるものとしてとらえることができる.従って,部分マルコフ過程の理論を用いることにより呼種別呼損率が導出される.この呼種別呼損率より,総合呼損率は簡単に求まる.更に,数値計算を行い,留保効果を定量化する.