蓄積メッセージ伝送方式のトラヒック特性

林田 行雄   慶一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J64-B   No.7   pp.596-603
発行日: 1981/07/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
本論文では,1本の伝送回線を介して互いにメッセージを伝送する方式として,蓄積メッセージ伝送方式を提示し,そのトラヒック特性について考察している.本方式の伝送規律は,(1)回線が使用されていない状態では新たなメッセージが先に到着した局に伝送権が与えられる,(2)ポーリングはか動期間の形を決める局の局伝送期間の終了時点で行われる,というものである.メッセージの到着過程はポアソン分布とし,メッセージのサービス時間分布は一般分布と仮定した場合のメッセージの平均系内待ち時間特性について解析を行っている.その結果,短メッセージを伝送する局と長メッセージを伝送する局があり,そのトラヒック比が変化するとき,短メッセージの平均系内待ち時間への長メッセージの影響が少ないことが示されている.又,本伝送方式と類似の伝送方式である交番優先方式との比較を行い,メッセージの平均系内待ち時間が後者よりも改善されるための条件式を導出し,それぞれの伝送方式の適用領域を示している.