前置補償形補間法による画像の帯域圧縮

谷中 一寿  佐伯 則男  斉藤 忠夫  猪瀬 博  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J64-B   No.12   pp.1335-1342
発行日: 1981/12/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
画面を構成する画素をあらかじめ「伝送点」と「補間点」に分け,前者のみを送信端から受信端へ伝送し,受信端で補間して後者を再生する補間符号化方式において,従来,伝送点値としては原画像値をそのまま用いるか,あるいは原画像値に適当な低域フィルタをかけたものを用いるのが一般的である.しかしながら,画像の伝送系を全体としてとらえるなら,送信端においていかにして伝送点値を決定するかという問題は,受信端の補間方法と密接に関連している.本論文では,受信端の補間方法が与えられた場合,伝送点,補間点の双方で生ずる2乗誤差の和を最小化するように,送信端で伝送点値を決める,前置補償形補間法を提案する.受信端の補間が線形である場合について,2種類の前置補償形補間法,すなわち局所的前置補償形補間法と,大域的前置補償形補間法を導く.標準画像を用いたシミュレーションによれば,従来の原画像値をそのまま伝送点値とする単純線形補間と比較してSN比の向上,折返し雑音に起因すると思われる画質劣化の減少,などの効果が認められた.