ディジタル網における符号誤りの品質規定

山本 豊  沢栗 達也  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J64-B   No.11   pp.1250-1257
発行日: 1981/11/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
ディジタル網における主要伝送品質支配要因の一つである符号誤りについて,符号誤り特性の実測より明らかにした統計的性質に基づいた合理的な品質規定法を確立した.本論文では,平衡形ケーブルを媒体としたPCM-24B方式における符号誤りの生起が対数正規分布であることを示すと共に,符号誤りのバースト性を定量的に表すために導入したクラスタ率特性が正規分布であることを示した.又,上記の統計的性質を用いて実際のディジタル伝送路で得られるパーセントエラーフリーセカンドの推定法を明らかにすることにより,電話およびデータサービスの両者に対し誤り率規定が可能となり評価尺度の一元化が図れることを示す.更に,64 Kbit/sパスサービスを対象とした国内網接続系を想定して1分間平均誤り率が1×10-6を越える時間率配分の具体例を示した.最後に,長距離ディジタル伝送方式の符号誤り率の設計目標を1×10-8とすることは上記接続系に対する誤り率時間率配分の観点からも妥当であることを示した.