記憶のない離散的通信路に対する通信路容量の幾何学的算出法

渡辺 陽一郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J64-A    No.3    pp.195-202
発行日: 1981/03/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
記憶のない離散的通信路の容量は特別な場合を除いて解析的に計算するのは困難である.有本の逐次計算法によって通信路の容量,最大入力確率分布および最大出力確率分布が計算できるようになってはいる.しかしながら最大入力確率分布は必ずしも一つとは限らなく,そのすべてを決定する手段はいまだ未解決である.通信路を幾何学的に表現して,通信路と入・出力確率分布とを幾何学的に関係付ける.この観点から通信路の最大入力確率分布のすべてを決定するアルゴリズムを導く.従来の容量評価問題では通信路行列の階数が容量評価の重要な着眼点とされたが,通信路行列の条件付確率分布によって生成される凸集合の端点を頂点とする単体が容量評価の決め手になることを明らかにする.又,幾何学的観点からの容量の逐次計算法も提案する.