集中・分布混在回路を用いた低域フィルタの一設計法

小林 邦勝  佐々木 誠一  根元 義章  佐藤 利三郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J64-A   No.1   pp.23-30
発行日: 1981/01/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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本論文は集中コンデンサと均一分布定数線路(単位素子)が交互に縦続接続された混在回路を用いて,通過域でワグナー特性を有する低域フィルタを数値計算で厳密に設計している.まず,単位素子の線路長を短くしてゆき,長さを零にした極限状態の単位素子が集中リアクタンス素子に等価になることを示し,ある種の不等長棒状回路の極限状態として集中・分布混在回路を表現している.次に,通過域で最平たんな減衰特性を有する等長棒状回路の設計法と同一の手法を用いて,不等長棒状回路と集中・分布混在回路の設計を統一的に行っている.最後に,等長棒状回路と不等長棒状回路ならびに集中・分布混在回路を用いて最平たん特性をもつ低域フィルタを設計し,三つの回路の中では,阻止域の減衰特性と回路の小形化の点で集中・分布混在回路が最も適していることを数値例で示している.