有限状態スケジューラを有する並行プログラム図式

山下 雅史  稲垣 康善  本多 波雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J63-D   No.8   pp.634-641
発行日: 1980/08/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
本論文では,並行処理プログラムの記述ならびに解析のための新しいモデルとして,並行プログラム図式(Concurrent Program Scheme-CPSと略記する)を提案し,その記述能力ならびに二,三の基本的性質について論じる.CPSは,有限固定個数の並行に走るプロセス(通信命令を許す,Luckham-Park-Paterson図式)とそれらのプロセス間の同期をとるための有限個の有限状態スケジューラとから構成されるシステムである.ここでは,その有効性を示すために,並行に走る各プロセスがwhileプログラムで,各プロセス間の同期がモニタ機能でとられる並行プログラム記述用言語monitor言語を考え,monitor言語で書かれたプログラムがCPSで首尾よく記述できることを示す.更にCPSの特徴について検討し,その形式的解析の可能性について言及する.