角柱導体による平面電磁波の散乱

青木 和男  内田 一徳  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J63-B   No.6   pp.596-603
発行日: 1980/06/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
断面が長方形の角柱導体による平面波(E面およびH面入射)の散乱問題をウィーナー・ホッフ法を用いて解析している.本論文で用いた手法は,Jonesの半無限問題を背中合せにすることによって,有限幅の導体板の場合に拡張したものであり,散乱界のフーリエ成分をブランチカットに沿う積分を含んだ形で与えている.この積分の一評価法として,積分路の変換に基づく最急降下法を適用し,散乱界のフーリエ成分を近似的に与えている.この近似解は,導体幅が大きくなればその精度が向上する性質を持つが,導体幅が2波長のときでも,十分精度の良い結果が得られることを数値例によって示している.更に,導体板の厚みが散乱界に及ぼす影響を数値計算結果から論じ,E面入射とH面入射の場合における散乱状態の相違点について述べている.