抵抗と単位素子が交互に縦続接続され素子値の間に等値関係が存在する回路の性質ならびに構成法

斎藤 健太郎  根元 義章  佐藤 利三郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J63-A   No.11   pp.769-776
発行日: 1980/11/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
抵抗と単位素子が交互に縦続接続された回路は,抵抗を含む分布定数回路の中で最も基本的なものと考えられる.先に,構成素子値の間に一定の大小関係がある場合の駆動点イミタンスに対する必要十分条件を示し,同じ回路形状でも,素子値の関係により駆動点イミタンスの性質や回路の構成手法が異なることを明らかにした.例えば,終端抵抗Rで,それぞれn個のRjなる直列抵抗と特性インピーダンスZjなる単位素子(j=1,2,…,n)が交互に縦続接続された回路では,素子値の関係によりR1Z1Rv+1ZvZv+1RZnR1Z1Rv+1ZvZv+1RZnR1Z1Rv+1ZvZv+1RZnv=1,2,…,n-1)なる3種類の回路が存在する.の場合については既に実現条件が示されている.しかしながら,及びの回路の性質ならびに構成法については検討されていない.ここでは,のような等値関係が存在する回路について駆動点イミタンスの性質を明らかにし,リチャーズの変数pに関し縮退したRCあるいはRL回路のイミタンス関数となることを示す.更に,の回路の構成法とは異なる新しい構成法を示す.