2値図形収縮のための逐次形アルゴリズムについて

横井 茂樹  鳥脇 純一郎  福村 晃夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J62-D    No.8    pp.537-542
発行日: 1979/08/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
2値図形の連結成分を一点に収縮させる図形収縮(shrinking)のアルゴリズムは,連結成分の個数の計数の手段として,あるいは,ディジタル図形のトポロジカルな性質の解析における基本問題の一つとして重要である.本論文は,まず,これまでに提案されてきた図形収縮アルゴリズムを,その機能(単連結図形用か多重連結図形処理可能か),及び,実行形式(逐次形か並列形か),という観点から体系的に整理する.次に,そこで欠けていた多重連結図形処理可能な逐次形アルゴリズムを新たに提案する.このアルゴリズムは,連結数が1に等しい,いわゆる“消去可能要素(deletable element)”を順次消去してゆくという考え方から,明解な手順を経て導かれる.これは,画面をラスタ走査で基本的に1回走査する間にすべての連結成分をそれに外接する多角形の右下角付近に収縮させることができ,又,特別の作業領域を必要としないため,比較的小容量の計算機向きといえる.具体的な2値図形に対する若干の実際例も示されている.