電磁結合形データタブレット

杉村 邦彦  井口 征士  桜井 良文  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J62-D   No.8   pp.531-536
発行日: 1979/08/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
磁束を発するマグネチックペンと入力面上のループコイルとの電磁結合に基づくアナログ方式のデータタブレットについて述べる.従来の電磁誘導形データタブレットは,入力面を細い導線で分割しており,分解能を上げるためにそのピッチを小さくすることが,技術的にもコスト的にも問題であった.そこで,入力面上の周囲に四つのループコイルを配置し,左右および上下各々二つのコイルからの誘導起電力の対数の差をとることによって,アナログ的にX座標,Y座標の値を求める.マグネチックペンを用いる場合,ペンの傾きによる影響を受けるが,ここでは二つの起電力の比(対数の差)を用いているためその影響は小さい.試作器の有効入力面は120mm×120mm,入力面全体の総合誤差は±1mm,雑音レベルの入力換算値1/8mm以下である.このようなアナログ方式のデータタブレットは,4~8本/mmの相対分解能を必要とする手書き文字入力装置や,簡単な図形や地図を読取る安価な端末に適している.