運動物体の検出と追跡

浅田 稔  谷内田 正彦  辻 三郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J62-D   No.6   pp.395-402
発行日: 1979/06/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
生物学,医学,工学などの分野では,実験対象を連続的に記録しこれらを比較,解析することが多い.しかし,従来はその解析が人手によっており計算機による処理が切望されている.これらの要望に応えるために,計算機による動画像解析システムの研究の一環として本論文は対象がほぼ粒子とみなせる個体の動きを解析するシステムについて述べる.本システムは以下の三つのプロセスからなる.(1)移動のためのぼけ,撮像装置の残像,VTRの雑音により劣化した画面から時空間情報を用いて動物体を発見する検出プロセス,(2)膨大な画像データを効率良く処理するために前フレームまでの結果を有効に用いて動物体を追跡し,又,重なってみえる物体を運動モデルを利用して同定する追跡プロセス,(3)追跡プロセスにおいて間違って解釈されたものや解釈不能の部分を以降のフレームの結果を用いて再処理するバックトラッキングプロセスである.本論文では,実験例として金魚の群れの動きの解析に適用した例を示す.