交互相補形多重しきい論理回路とその応用

三木 容彦
米山 正雄

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J62-D    No.3    pp.209-216
発行日: 1979/03/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
本論文は,多重しきい論理回路の具体的電子回路構成に関するもので,6種類の交互相補形物理モデルを提案している.このモデルは,入力和回路,幾つかの単しきい素子および線形和素子から構成されている.入力和素子の出力は各しきい素子に共通に印加されている.その各しきい素子は通常のしきい素子と否定出力形のしきい素子が用いられ交互に配列されている.そして,これらの出力を線形加算して多重しきい関数を得ている.又,これらのモデルに基づく具体的電子回路を示し簡単に論じている.応用例として,多数否決機能をもつ3個のバイナリ数の加算器,多数決機能をもつ5中2検出器,全加算器および5変数パリティ回路を構成し,その実験結果について述べた,これらの電子回路は,NPNトランジスタ電流スイッチ回路をその基本としており集積化可能なものである.本論文は,多重しきい論理回路の構成にその主体が置かれていて,電子回路としての性能評価についてはほとんど言及していない.