マイクロプログラムの局所最適化に関する考察

田村 英二  高瀬 和彦  山浦 一郎  所 真理雄  相磯 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J62-D   No.3   pp.185-192
発行日: 1979/03/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
リソースの詳細な使用タイミングおよび部分エンコーデッド形マイクロ命令フォーマットを考慮した,実在するマイクロプログラム計算機に適用可能な実行時間に関するマイクロプログラム最適化の一手法を示す.最適化を行うときに,データ依存関係保存条件,リソース非競合条件,マイクロ命令フォーマット制限条件の3条件の制約があることを明確にする.又,マイクロテンプレートと名付けたマイクロオペレーションのリソースとタイミングに関する2次元表現を導入し,これを用いたマイクロオペレーションの並列性の検出方法と,マイクロ命令フォーマット選択方法を提示する.その処理時間は3次の多項式で抑えられる.非参照Writeマイクロオペレーションの追越し条件とリソースごとの詳細な使用タイミングを考慮したことにより,作成されるオブジェクトの効率はDasguptaとTartarの方法よりも優れている.実在するマイクロプログラム計算機に適用した結果,熟練したプログラマに比べ10~40%のステップ数の増加に抑えられ,その有用性を確認した.