市外電話網過負荷特性のシミュレーションによる検討

岡田 和比古  中島 誠一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J62-B   No.2   pp.125-131
発行日: 1979/02/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
汎用的な網制御シミュレータを作成して,市外電話網の過負荷特性やそのメカニズムを検討した.交換点として電子交換機やクロスバ交換機を用いた現行網をモデル化して,すべての局間の呼びが増加する全域過負荷や,特定局への呼びが増加する集中過負荷について過負荷特性を求めた.過負荷の程度が進むにつれ,回線ふくそうから交換機ふくそうになり,交換機ふくそう段階では平常時より完了呼が減少する性能低下を招くことや,入レジスタと出センダが分離した交換機ではふくそうが伝搬しにくいのに対し,併合した交換機ではふくそうが次々と前位の局に伝搬するなど,交換制御方式が網の過負荷特性に大きな影響を有することを明らかにした.又,集中過負荷の場合について,性能低下がどのような流れで生じるかを詳細に検討し,それらをもとに望ましい各種網制御措置について考察した.