ミニコンピュータ複合システムKOCOSの分散バス制御方式と知的インタフェース

上林 憲行  竹山 明  西垣 秀樹  相磯 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J61-D   No.11   pp.842-849
発行日: 1978/11/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
KOCOSは,分散処理アーキテクチャ研究の一環として設計・開発された資源共有形の異機種ミニコンピュータ複合システムである.KOCOSは,共通バス上に異機種の構成プロセッサを改造せずに接続できるといった結合柔軟性の要求から,物理的には結合方式として入出力インタフェースを使った疎結合システムとなっている.しかし,機能的には並行プロセスの環境を十分引き出すために,論理的にシステム結合密度を向上させる必要がある.この課題を解決するために,効率がよく可変性のあるプロセス間通信機能とその実現方式に特に検討を加え方式設計を行った.その結果,プロセス間通信機能を遂行する知的管理機能をもち,制御中枢部がマイクロプロセッサで構成されている複合体向きファームウエアインタフェースBIUを設計した.BIUの通信処理機能によって,プロセス間通信に伴う複雑な処理が構成プロセッサから機能分散され,結合損が軽減されている.又,共通バスの制御方式として,同一要求レベルでのバス使用権は公平に与え,異なる要求レベルでは多重優先度制御を実現する分散形バス制御方式DBCを独自に開発した.本論文では,DBCとBIUの機能と構成を中心にKOCOSの複合化・結合方式を述べる.