W-Ni点接触形赤外レーザ光検出器の応答特性

桜田 智実  安岡 義純  宮田 豊夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J61-C   No.1   pp.25-32
公開日: 1978/01/25
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Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文
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あらまし: 
W-Ni点接触形赤外レーザ光検出ダイオードの整流電圧とダイオード抵抗の関係および整流電圧周波数依存性を,RF信号・マイクロ波およびCO2レーザ光を信号源として用いて検討した.その結果,マイクロ波に対しては整流電圧はダイオード抵抗と共に増加するが,CO2レーザ光に対してはダイオード抵抗1kΩ付近で整流電圧が最大となり,それ以上の抵抗では減少すること,整流電圧はRF信号の周波数およびマイクロ波の変調周波数に対して10~100MHz付近で段階的な変化をすること,及び,これらの特性が負荷抵抗の値によって変化することを見出した.これらの実験結果を基にW-Ni点接触ダイオードの等価回路について検討を行い,マイクロ波の場合には自由空間の特性インピーダンス,CO2レーザ光の場合にはWウィスカが進行波アンテナとして動作するとした場合のアンテナ抵抗を内部抵抗とした信号源が,2乗特性をもつダイオード抵抗RDと接解部容量C0とからなるRC並列回路に接続されている等価回路からなっていること,周波数特性を包含した等価回路は,ダイオードがRC並列回路を2段直列にした回路となっていることを示した.