単一モード伝送路と多モード伝送路の結合

米山 務  鈴木 良昭  西田 茂穂  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J61-B   No.5   pp.405-411
発行日: 1978/05/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
多モード光ファイバのようなモード数の極めて大きい多モード伝送路の実用化に伴い,その結合特性を知ることは実際的な重要性もあって興味ある問題である.多モード伝送路の結合特性を解明する第一段階として,ここでは単一モード伝送路から多モード伝送路への結合について解析している.結合方程式を多モード伝送路のモード数が極めて大きいという仮定の下に近似的に解き,結合には漏れ波が介在することを明らかにしている.理論の応用として,単一モード光ファイバと多モード光ファイバの結合について考察し,新たに導いた結合係数の理論式を用いて,単一モードファイバから多モードファイバへの結合に関与する漏れ波の減衰定数を求めている.この結果は,単一モードファイバと多モードファイバの接続を分布結合で実現する場合の設計資料となる.理論の検証のため,8.5GHzのマイクロ波を用いて実験を行っている.実験では導波管を使用したが,単一モード導波管中のモード振幅の測定値が理論と比較的よく一致することから,理論で用いた仮定の妥当性が確かめられた.