単一増幅器によって構成された2次RCアクティブフィルタの感度について

石橋 幸男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J61-A   No.5   pp.385-392
発行日: 1978/05/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
RCアクティブフィルタの特性の優劣を判断する重要な尺度として,伝送極の能動素子に対する感度が知られている.本論文では,演算増幅器を1個用いた2次RCアクティブフィルタにおける伝送極の増幅器の利得変化,有限利得帯域幅積に対する感度の最小化について述べている.まず,簡単な操作によって正帰還形構成から負帰還形構成にあるいはその逆の変形ができることを示し,極感度に関してはこれらの構成方法は全く同じであることを示している.次に,伝送極の増幅器の利得変化,有限利得・帯域幅積に対する感度はRC回路の実現条件によってある程度までしか小さくできないことを示し,その最小値を求めている.最後に,これらの感度を最小にするRC回路を導き,フィルタの構成例として,バンドパスフィルタ,有極ローパスフィルタ,有極ハイパスフィルタを示している.