PARCOR形音声分析合成系における最適符号構成

北脇 信彦
板倉 文忠
斎藤 収三

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J61-A    No.2    pp.119-126
発行日: 1978/02/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
PARCOR形音声分析合成形は,分析側で音声をPARCOR係数と音源パラメータからなる特徴パラメータの形に分解して,伝送し,合成側でこれらのパラメータから原音声を復元合成する低ビットディジタル伝送系である.本論文は,PARCOR形音声分析合成系をより実用化に近づけるため,PARCOR係数の特徴を生かした最適な符号構成法について検討したものである.まず,分析合成音の品質に及ぼす種々の要因の影響を定性的に調べ,次に,品質の客観評価尺度としてスペクトルひずみを導入することによって,これらの間の関係を定量的に明らかにした.更に,これらの結果を基にして情報伝送容量が与えられたときの最適な情報量配分方法を決定した.以上の検討によって得られた最適符号構成法を用いて音声を合成し,情報伝送容量をパラメータにした合成音の通話品質を明らかにした.通話品質の主観評価尺度として,明りょう度等価減衰量を用いた.最後に,スペクトルひずみと明りょう度等価減衰量との関係から,PARCOR形分析合成系の品質を評価する客観尺度としてスペクトルひずみを用いることが有効なことを示した.