パラメータ“P”による線形回路関数の記述および回路解析への応用

北沢 仁志  佐川 雅彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J61-A   No.11   pp.1106-1113
発行日: 1978/11/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文
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あらまし: 
線形回路網の回路関数は一般に節点アドミタンス行列の余因子の有理関数で表される.本論文は,回路構造への依存性がなく,行列式計算も一度で済む新しい線形回路パラメータを導入し,これによる回路解析を提案する.まず,回路関数の分母子は,不定アドミタンス行列に,ヌラーによる縮約を施した行列の余因子として与えられることを示し,ヌラーを接続するポート番号により規定されこの余因子を表すパラメータ“P”を導入した.これによれば回路関数は一意的かつ規則的に記述できる.次にPパラメータの性質の幾つかの定理の形で示した.この中で,Pパラメータの回路素子による微分が容易に定義できることを示し,これを利用すれば高速度,高精度の感度解析が可能となることを示した.更に,Pパラメータによる解析は容易に記号解析に拡張できることを示し,Pパラメータを利用した記号解析の例をあげた.