複数パケット長メッセージ入力をもつ通信路容量の割当法

林田 行雄   慶一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J60-B   No.4   pp.274-280
発行日: 1977/04/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
通信路容量の最適配分問題は,Kleinrockがメッセージ交換方式に対してM/M/1モデルを用いて平方根割当法として知られている結果を導いている.しかし,計算機網にしばしば用いられているパケット交換方式において,複数個のパケットに分割されるようなメッセージの伝送を対象とする場合には,(1)メッセージがポアソン分布に従って発生しても,パケットの発生個数が必ずしもその分布に従わない,(2)パケットを伝送情報単位とするために処理時間が一定となる,の理由からM/M/1モデルの適用は不適当である.本論文では,N個の端局が1本の通信回線を共用し,ある端局が単位時間内に高々Ci個のパケットしか伝送できない通信系を考察し,GI/D/Ciモデルが成立つことを示す.更に,パケットの系内平均伝送遅延を最小にするための通信路容量C1C2,…,CNCi=一定)の配分法について解析し,その結果として標準偏差比例割当法,すなわち,(i)第1に,パケット発生個数分布の平均値を伝送するための通信路容量を割当てる,(ii)次に,残余通信路容量をその標準偏差に比例して配分する,割当法を提案する.