航空機の衝突危険度―管制と衝突モデル―

水町 守志  大室 隆  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J60-B   No.11   pp.872-879
発行日: 1977/11/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
航空機の衝突危険の判断と危険回避の方法は航空交通管制の基本的な課題である.現行の管制では航空機間の相互間隔を基に衝突危険を判断しており,接近の許容限界(管制間隔)が定められている.管制間隔は国際的に定められてはいるが,主として専門家たちの経験を基に評価,設定されたもので客観性に乏しいうらみがある.本論文では2航空機の衝突危険度を提案し,航空機の運動の観測,予測を加味した確率的モデルによって衝突危険度を求めた.又,管制間隔と衝突危険度との関係も明らかにされ,これによって航空機の位置,速度の観測精度および管制における航空機の運動の予測時間などのパラメータと管制間隔との関係が衝突危険度を通して数量的にもは握できるようになった.又,近い将来実現されるであろうレーダ管制に対して本文で展開される議論に基づき,有効な自動化管制方式を提案した.