2枚の平行導体板による平面波の回折

青木 和男  田中 達夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J60-B   No.11   pp.836-842
発行日: 1977/11/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文
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あらまし: 
有限個数の平板からなる回折格子を波動論によって精密に解析するため,ここでは最も単純なモデルとみられる2枚の薄い平行導体板による平面波の回折を2次元境界値問題として取上げた.edge間,導体板間に相互作用があるため,問題は連立ウィーナ-ホッフ方程式の解法に帰着されるので,解析はかなり面倒であるが,板の幅や間隔が余り小さくないときには近似計算が可能である.格子の素子数が増えるにつれて,この手法の煩雑さも急速に増えるので,近似計算法として周知の幾何光学の手法を採用して,同じ問題の数値解を計算し,波動論による結果との比較を行った.その結果,板の間隔,板の幅が半波長程度まではsingle diffractionだけで十分であることが明らかになつた.