コンパートメントアナリシスのシステム理論的考察―マミラリーシステムの伝達関数について

前田 肇  児玉 慎三  梶谷 文彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J59-D   No.5   pp.347-354
発行日: 1976/05/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
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あらまし: 
生体システムなどを解析する場合,アイソトープなどのトレーサ物質を印加し,その応答曲線から,トレーサの関与する系のモデルを作ることがしばしば行われ,一般にコンパートメントアナリシスといわれている.本論文では,システム理論の立場から,コンパートメントアナリシスについて理論的検討を加えたものである.対象とするシステムとしては,基本的なマミラリーシステムを取り上げ,そのコンパートメント数,およびマミラリー実現できる伝達関数の性質を明らかにしている.まず,与えられた実現可能な伝達関数は,伝達関数の次数でマミラリー実現できること,すなわち,最小コンパートメント数(次元)は伝達関数の次数と一致することを可制御,可観測分解定理を用いて示している.ついでマミラリー実現可能な伝達関数の性質を調べ,実現できるための必要十分条件をRC-駆動点インピーダンスの言葉を用いて導いている.