高速パイプライン信号処理装置のマイクロプログラム制御

内田 俊一  所 真理雄  金子 憲幸  島田 幹郎  相磯 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J58-D   No.6   pp.328-335
発行日: 1975/06/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
各種の振動解析やパターン情報処理の分野においては,(i)大量のデータに対する高速処理のみならず,(ii)演算機能の多様性,(iii)システム構成の柔軟性,を兼ね備えた信号処理装置が要求されるようになってきた.本論文はこのような要求を満たすべく設計された高速パイプライン信号処理装置KSPについて,その制御を中心に述べている.KSPはFFTをその基本演算としており,(i)の要求を満たすためにパイプライン処理方式を,又(ii)及び(iii)を得るために任意のパイプライン演算器を接続できるようなバス指向形構成を採用している.KSPの制御における主な特徴は,パイプライン処理の特殊性をうまく利用したマイクロプログラム制御を採用したところにある.すなわち,1つのデータ集合に対するパイプライン演算の制御を,主に演算の種類に依存し,演算の実行中には制御の変更がないような静的制御と,実行のタイミングや命令実行順序を制御する動的制御に分け,ここにレシデュアル制御を適用している.この結果マイクロ命令は演算の種類から独立したものとなり,広範な種類のパイプライン演算器や入出力の制御を統一的に行うことが可能となっている.