光子および振幅通信路の信号量子化

藤橋 忠悟  長嶋 秀世  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J58-A   No.7   pp.449-456
発行日: 1975/07/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(560.2KB)>>
論文を購入




あらまし: 
光領域での通信の情報理論的な検討,および信号設計の問題では光子数検出,あるいは電磁界検出についての量子力学的な雑音理論を基礎としなければならない.すなわち,外部雑音がガウス分布であれば,光電検出時の統計的確率分布はラゲール分布,振幅検出時のそれはガウス分布となる.本論文では,このような雑音によって支配される光通信路で,誤り率を一定とするような信号量子化法の1つの簡単な手法を提案し,これについて検討する.この量子化方法を統一的に取扱うために,信号の判定しきい値を定めるパラメータとして量子化間隔係数を定義する.これは判定許容範囲の確率分布の広がり(偏差)に対する比で,判定誤り率を求めるときに基本的な因子となる.更に,この手法を実際的な通信路符号に適用したときの妥当性を確かめるために,一例として,量子化レベル数を10とする場合の各レベル信号の誤り率について数値的に検討し,基本的に妥当である結果を得た.又,量子化した光子数信号と振幅信号で伝送可能な最大情報量を求め,これらの周波数依存性について比較検討した.