PCM伝送系ジッタのテレビ信号に及ぼす影響

小林 幸雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J58-A   No.2   pp.89-96
発行日: 1975/02/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
テレビ信号を現在考えられる標準的符号化方式であるPCM,DPCM,△M方式で符号化して伝送する際に,その伝送系で発生する各種ジッタが符号化出力に及ぼす影響を明らかにした.具体的には,テレビ画面上でのジッタによる妨害は位相妨害と振幅妨害に分けられ,位相妨害についてはその妨害度とジッタ周波数,テレビ走査周波数との関係を,又,振幅妨害については各符号化方式について,ジッタ周波数・信号振幅 積分定数(符号器の)などと妨害度の関係を理論的に求めた.又,主観評価実験から,検知限ジッタ振幅を求め上記検討結果との一致を見た.正弦波ジッタとのこぎり波状波ジッタではその検知限ジッタ振幅はほぼ等しく,雑音ジッタについてはその妨害度は雑音帯域に依存しないことが明らかとなった.又,その検知限界値は,PCM方式で1MHz帯域テレビ電話信号を符号化した場合,正弦波ジッタ,のこぎり波状波ジッタでは約0.025μsecであり,雑音ジッタでは約0.16μsecである.これにより,今後の主要な情報である画像信号に対する伝送系設計基準のうち,これまで不明確であったジッタに対する設計基準が明確となった.