1MHz帯域テレビ電話の周期性妨害について

井上 正之  小林 幸雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J57-A   No.7   pp.519-526
発行日: 1974/07/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(705.1KB)>>
論文を購入




あらまし: 
テレビ信号に対する周期性雑音妨害について,妨害機構・画質評価の検討を行った.具体的には,妨害波周波数とライン周波数,フィールド周波数,走査線数との関係を考察することにより,その妨害機構およびテレビ画面上における妨害度について理論的に検討した.又,妨害の検知限界を調整法により求めた結果,その妨害度は,(1)細かく見ると,フィールド周波数を周期として変化し,(2)その極大・極小値の包絡線はライン周波数を周期として変化する.(3)又,上記(2)の包絡線の極大・極小値によって形成される包絡線は周波数が高くなるにつれて妨害度が減少する,ということを明らかにした.更に,最大妨害を与える周波数に対し,オピニオン評価実験を行い,1MHz帯域テレビ電話に対する許容限SNRとして,1~200kHz区間で53dB(ほぼ平たん),200kHz~1MHz区間では,1MHzで35dBとなるようななだらかな曲線(ほぼ8dB/oct)を得た.これにより,テレビ電話サービスを実施する際の伝送系の設計目標に対する基礎資料を得ることができた.