多端子対ジャイレータの構成と伝送回路網への応用

沖根 光夫  石川 弘文  中村 正孝  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J57-A   No.6   pp.467-473
発行日: 1974/06/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
能動RC回路における能動素子としてジャイレータを用いれば,LCフィルタの特質をそのまま受け継いだジャイレータ~Cフィルタ,また簡単な回路構成でしかも定抵抗性のすぐれた定抵抗伝送回路などが実現できることから最近特に注目されている.本論文においては,多端子対ジャイレータの構成法として,もっとも基本的な正相および逆相伝達アドミタンスを実現する方法について示している.実際の回路構成はIC演算増幅器を使用して定利得の演算器を作成し,その演算器を用いた電圧-電流変換器で構成した.本構成法は設計が容易で使用演算器数また演算器が入力抵抗を有していても演算器利得の調整により簡単に補正できるなどの利点を持っている.この多端子対ジャイレータの応用として,LCはしご形回路による低域・高域・帯域フィルタならびに高次の定抵抗全域通過回路網の構成法について示している.