レーダゾーンプレートとその結像作用

山根 国義  堤 喜代司  弓場 芳治  松尾 優  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J56-B   No.6   pp.221-228
発行日: 1973/06/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
レーダ送受信機と物標との相対走査によって得られるレーダ形式のホログラムは従来の光やマイクロ波で得られるホログラムと異なったものとなる.この種のホログラフィを考えるときに基本となる,点物標に対して得られるレーダゾーンプレート(以下RZPと略記する)の干渉模様,結像特性などについて考察し,その性質を明らかにした.すなわちRZPの干渉模様は,一般にレーダ装置の構成,物標またはレーダ装置の走査面の配置関係によって定まるだ円群となる.また,任意地点からの球面波光照射によるRZPの再生結像作用を論じ,像ひずみの主要原因と考えられる非点収差をなくすためには再生光照射方向をRZP記録時の送(受)信機設置方向に一致させることが必要なことがわかった.さらに計算によって製作したRZPにレーザ光を斜照射し,実像に関する再生実験を行なった.実験結果は理論的に検討した再生結像作用とよく一致することが確かめられた.このようなRZPの性質はホログラフィ応用レーダを考える際の一つの手がかりになるものと考えている.