モーメントを用いた文字図形自動正規化回路の基礎方程式

山崎 一生  飯島 泰蔵  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J55-D   No.5   pp.331-338
発行日: 1972/05/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
文字を読み取る装置において,文字図形の受けている各種の変形を正規化することが重要視されている.活字の読み取りの場合には濃淡,位置,回転,伸縮の四つ,すなわち,直線性,平行性,角度を保存する幾何学的相似変換の範囲内の変形を修正(正規化)してやれば十分である.文字図形の二次までのモーメントを正規化の基準として,これらの変形を自動的に正規化する回路の基礎方程式がまず導かれる.つぎに,自動正規化回路実現の立場から,これらの方程式の簡略化について考察が行なわれる.これらの自動正規化回路の基礎方程式は見かけ上非線形であるが,本質的には線形の式を組み合わせたもので,線形な取り扱いが可能である.ここで導かれた基礎方程式に則った装置の構成は,四つの場合ともほぼ同じである.すなわち,それぞれの正規化の目的に添った処理(たとえば,位置正規化の場合には上下左右に位置を動かすこと)を行なう部分と,その処理をどれだけ行なうかを制御する部分とから構成されている.