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ショットキー ダイオード マイクロ波受信ミキサの変換損失
森野 明彦 菅野 卓雄
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J54-C
No.3
pp.193-199 公開日: 1971/03/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0373-6113 論文種別: 論文・資料 専門分野: キーワード:
本文: PDF(580.7KB)>>
あらまし:
ショットキー ダイオードをマイクロ波受信ミキサとして使用する場合の交換損失の値を,障壁容量および直列抵抗等の寄生素子の存在を考慮して計算し実測値と比較した.従来の変換損失の解析的な計算では,障壁容量と直列抵抗の存在を考慮したものもあるが障壁に加わる電圧波形は正弦波であると考え,直列抵抗のために波形がひずむことを無視している.他方波形のひずみを考慮した場合の変換損失の値が電子計算機を用いて計算されているが,本論文ではSiショットキー受信ミキサ ダイオードを設計するために波形のひずみも考慮して簡単なモデルに基づいて,変換損失を,素子定数,局部発振器からの入力電力および影像周波数端子の終端条件の関数として解析的に計算した.つぎにMo-nSiショットキー ダイオードを,直列インダクタンスが可能なかぎり小さくなり,ストリップ線路にマウントしやすい構造で試作し,直流増分法によって変換損失を測定した.実測値はモデルの成立条件の範囲内で計算値と良く一致し本理論が妥当であることが示された.
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