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循環待ち行列モデルを用いた多重プログラミングシステムの解析
田中 穂積
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J53-C
No.2
pp.57-64 公開日: 1970/02/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0373-6113 論文種別: 論文・資料 専門分野: キーワード:
本文: PDF(703.3KB)>>
あらまし:
多重プログラミングシステムは,中央処理装置と周辺装置の並列動作性を有効に生かし,システムの総仕事量をあげようとするものである.システムの総仕事量は,中央処理装置の動作速度,プログラムの走行ステップ数,同時処理プログラム数,周辺装置の動作速度によって決まる.本稿は,従来不明確であったこれらの諸量の関係を求めることを目的とし,循環待ち行列の考えを用いて多重プログラミングシステムの解析を行なった.その結果,中央処理装置と周辺装置動作速度の不平衡により生ずるI/Oリミッティッド問題の解明,周辺装置側にたまるI/O要求数,処理装置の利用率,システムの総仕事量を求めることができた.中央処理装置と周辺装置との並列動作性が,どの程度生かされているか(多重プログラミングの効果)をも明らかにした.
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