発振点法によるpn接合IMPATTダイオードの小信号動作アドミタンスの測定と検討

大久保 勝彦  柳井 久義  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J52-C   No.10   pp.587-594
公開日: 1969/10/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0373-6113
論文種別: 論文・資料
専門分野: 
キーワード: 


本文: PDF(686.9KB)>>
論文を購入




あらまし: 
IMPATTダイオードを共振回路にそう入した発振器で,そのダイオードの動作時のアドミタンスを実際に測定した例は現在までのところほとんど見当たらない.またその小信号アドミタンスについては理論的にもかなりよく検討されているが,これが実験事実をどの程度よく説明しうるか不明確な点が多い.そこで筆者らは少なくとも小振幅動作の範囲で扱える発振点における動作アドミタンスを発振点法で測定することを試みた.供試ダイオードはpνnダイオードで,周波数および直流バイアス電流によりその発振点における動作アドミタンスがどのように変化するかを求めた.以上の測定結果は従来のReadダイオードやpinダイオードの動作理論では説明できないものであり,これらの複合した形態として考えねばならない.このような一般のpn接合ダイオードに対する取り扱いとしてはB. Hoefflingerの計算機解などもあるが便利な形でない.そこで筆者らは一般のpn接合ダイオードに適用し易い形で近似的にその動作を解析する方法を用い,小信号アドミタンスの解析的近似式を導いた.その結果かなりよく実験結果を説明することができたのでここに報告する.