理想的媒質をもつ曲りガスレンズについて

今井 正明  伊藤 精彦  松本 正  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J51-B   No.6   pp.217-224
発行日: 1968/06/25
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Print ISSN: 0373-6105
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
光ビーム導波系として考えられているガスレンズが一様に曲っている場合,その中の電磁界を厳密に求めた.これまで曲りに関しては幾何光学的,あるいは波動光学的に扱われているが,これらはともにr cosφ/R≪1(R:曲りの曲率半径)の近似のもとでなされている.本論文ではこの近似を用いずに,曲り部の電磁界を直線状ガスレンズの固有姿態の和で表わすことによって求めたものである.その結果曲率半径が大きい場合には,中心軸上に入射した光ビームはそのスポットの形状を保ちつつ中心部は-(1-cosgz)/2g2Rg:媒質定数)に従って脈動しながら伝搬していくが,曲率半径が小さくなるにつれてスポットの形が曲りの方向に押しつぶされたようにひずんでくることが明らかになった.この入射ビームとしては姿態整合された固有ガウス波,および任意のスポットを持つガウス波を考えた.最後にこの理論の適用範囲を検討して実際のガスレンズ導波系を設計する際の資料とした.