断続雑音の明りょう度に及ぼす影響

渡辺 真吾
斎藤 収三

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J51-A    No.5    pp.165-172
発行日: 1968/05/25
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Print ISSN: 0373-6091
論文種別: 論文・資料
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あらまし: 
音声通話系における雑音の妨害効果は雑音が時間的に定常な性質をもつときには明りょう度指数によりかなりの確度で予測できる.しかしこの方法は時間的に変動する雑音に対してはこれまで適用できなかった.ここでは時間的に変動する雑音のマスキング特性について検討をくわえ,断続白雑音はそのマスキングを連続白雑音を基準にした相対マスキングで表わすことにより,マスキング特性が休止時間に関して一義的な関係をもつことを明らかにし,断続効果を考慮したマスキングの規準化表示を導いた.断続純音,パルス雑音については,これと等価なスペクトルをもつ複合音を基準としてこれに休止時間の効果を考慮すると,前記の規準化表示がそのまま適用できる.この相対マスキングによる規準化表示は断続雑音の通話妨害の予測にきわめて有効であって,これにより時間的に断続する雑音に対しても明りょう度指数による計算法が拡張適用できるようになった.