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ウェアラブル機器に対するESDイミュニティ試験の現状と課題
石田 武志 藤原 修
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J105-B
No.8
pp.588-595 発行日: 2022/08/01 早期公開日: 2022/04/08 Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2021PES0002 論文種別: 解説論文 専門分野: キーワード: ウェアラブル機器, 静電気放電(ESD), イミュニティ試験, 放電電流,
本文: FreePDF(7.1MB)
あらまし:
電子機器に対する静電気放電(ESD: Electro-Static Discharge)試験は,国際規格でその試験法が規定されている.近年普及しているウェアラブル電子機器は,人体に装着される電子機器であり基本的に小型軽量なものである.国際規格のESD試験は,帯電した人体がその電子機器に触れるときに発生するESDにより誤動作が発生することを想定しているが,ウェアラブル電子機器の場合は,装着人体が帯電しウェアラブル機器が放電の電極となって人体の電荷を放出するため,人体の手を通して発生するESDを想定したこれまでの試験法とは現象が異なり,また,人体の各部にウェアラブル機器が装着されるため,更なる多くの異なる現象が同時発生する可能性もある.本論文では,この現象を放電電流の時間軸測定から,その電流の大きさ,立ち上がり時間を解析し,通常の電子機器に対するESD試験では再現することのできない課題を検証する.
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