3送信局からの電波の到来角差に基づく2次元測位の測位精度

原 嘉孝

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J105-B    No.2    pp.21-30
発行日: 2022/02/01
早期公開日: 2021/10/25
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2021JBP3023
論文種別: 論文
専門分野: 計測,探査
キーワード: 
到来角差,  測位,  アレーアンテナ,  送信局,  移動局,  

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あらまし: 
本論文では,3送信局からの電波の到来角差(ADOA, Angle Difference Of Arrival)を用いる2次元測位(以下,ADOA測位)の測位精度について評価を行う.このADOA測位では,1番目と2番目の送信局からの電波の到来角差と,1番目と3番目の送信局からの電波の到来角差を移動局で推定し,その二つの到来角差を同時に満たす移動局の位置を推定する.このADOA測位は,到来時間差(TDOA, Time Difference Of Arrival)を用いる測位法では対応できなかった時刻非同期の3送信局から電波を受信する環境で測位を行える利点がある.性能評価の結果,1番目の送信局と他の2送信局との距離がともに50mとなる環境を想定した場合,ADOA測位法では多くのエリアで1m以下の測位誤差で測位を行えることが明らかとなった.