エネルギー最小化に基づいた非局所探索による物体追跡

堀田 克哉  東海 彰吾  張 潮  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J104-D   No.5   pp.508-520
発行日: 2021/05/01
早期公開日: 2021/01/22
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2020JDP7067
論文種別: 論文
専門分野: 画像認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
物体追跡,  非局所探索,  エネルギー最小化,  グラフカット,  

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あらまし: 
Tracking-by-detectionに基づく追跡手法の多くは,ドリフト現象や計算コストを軽減するため,前時刻で推定された位置の周囲に設定される局所的な探索領域から追跡対象を探索する.しかし,画像上を高速に移動する追跡対象を局所的な探索領域内に捉えることができないため,追跡の失敗につながる.このような問題に対処するため,本論文では,tracking-by-detectionのフレームワークに組み込むことが可能な非局所探索を提案する.非局所探索は,画像全体のコーナー点に基づいたHaar-like特徴から追跡対象を含む可能性が高い領域をエネルギー最小化によるラベリング操作により抽出する.提案手法の有効性を示すために,三つの追跡手法に非局所探索を組み込み,ベンチマークデータセットで追跡性能の比較を行った結果,高速に移動する物体が追跡対象であるシーケンスにおいて提案手法を組み込むことで追跡性能が向上していることを示した.