プライバシーに配慮したIoTデータ流通プラットフォームの構築

奥井 宣広  福島 和英  清本 晋作  藤原 正弘  三宅 優  高崎 晴夫  平林 立彦  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J104-D   No.1   pp.42-52
発行日: 2021/01/01
早期公開日: 2020/10/05
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2020JDP7029
論文種別: 論文
専門分野: データ工学,Web情報システム
キーワード: 
IoT,  データ流通プラットフォーム,  ヘルスケアサービス,  プライバシー,  同意取得,  

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あらまし: 
近年,様々な分野においてIoTを導入する検討が進んでいるが,その多くは単一ユースケースでのデータ利活用に留まっていることから,複数のプラットフォーム間でデータを相互に連携する技術を早期に確立し,データを様々なユースケースで利活用することが重要である.oneM2Mでは,このようなプラットフォーム間連携を実現する仕様を規定している.個人に紐づくデータであればいわゆる第三者提供に該当するため,適切に同意を取得した上でデータ提供を行う必要がある.oneM2Mでは同意取得情報をデータ転送に反映させる仕組みのうち,データ転送時に外部からアクセス制御を行う機能としてPrivacy Policy Manager(PPM)を規定しているが,システムとして実装されているものはなかった.そこで本論文では,oneM2Mにおいて個人の同意に基づくデータ転送を実現するために,oneM2M向けのPPM,並びにPPMとoneM2Mプラットフォームとの連携機能を実装する.また,oneM2Mのみならず他のデータ流通プラットフォームとの接続を実現するため,ゲートウェイ機能の実装も行う.更に,健康アドバイスサービスを想定したアプリケーションを実装し,開発したシステムの実証を行う.