セラミック基板を用いた人工視覚用多電極CMOSデバイスの試作

笹川 清隆  森 康登  春田 牧人  鐘堂 健三  寺澤 靖雄  竹原 浩成  田代 洋行  野田 俊彦  德田 崇  太田 淳  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J104-C   No.6   pp.177-184
公開日: 2021/02/09
早期公開日: 2021/02/09
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 10.14923/transelej.2020JCI0019
論文種別: 招待論文
専門分野: 電子回路
キーワード: 
人工視覚,  生体埋植デバイス,  CMOS集積回路,  電流刺激,  

本文: FreePDF(3.7MB)


あらまし: 
CMOSチップに集積化した制御回路により配線数を低減したフレキシブルな人工視覚デバイスを試作し機能実証を行った.1台のチップで7個の刺激電極を制御でき,これを多数接続することによって電極アレーを構成可能である.電極はセラミック基板上に形成することによって生体の長期埋植においても劣化の少ない構成としている.また,生体適合性のあるパリレンCを基板としたPt配線で多数を接続し,柔軟性のある試作デバイスを作製した.試作デバイスは,電流を設定して両極性刺激が可能であり,生理食塩水中で動作可能であることを実証した.また,ラット眼球への埋植実験を行い,網膜に電気的な刺激を与え,脳において誘発電位を計測されることを確認した.